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ミャオティン洞窟は中国のどこにある?ミャオ族が龍の巣と言う理由

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テレビ番組

2020年2月16日(日)午後9時00分~9時49分のNHKスペシャルで
中国貴州省の巨大洞窟群に「龍の巣」と畏れられてきた場所が
あります。

そこは、「世界最大の地底空間」です。
「ミャオティン」と呼ばれ、地域に暮らすミャオ族からは、
あまりの闇の深さから、「そこは、冥界。決して入っては
ならない」とされてきました。

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中国貴州省の場所

ミャオ族が龍の巣と呼んでいるミャオティン洞窟がある
中国貴州省の場所は、以下の地図になります。

ミャオティン洞窟の場所は、特定できませんでしたが
分かり次第追記します。

面積 約17.61万㎢(北海道の約2倍)

省都 貴陽市

人口 総人口3995.3万人(少数民族約1330万人)

平均気温 15度

年間降雨量 1500mm

気 候 亜熱帯高原気候。年間を通して安定し、冬場に厳冬なし、
夏場に猛暑なしと言われます。

ミャオ族とは

主に貴州省、雲南省、四川省、広西チワン族自治区、湖南省、
湖北省、広東省などの地に居住しており、大きな集中的居住
地区もあるし、小さな居住地区もあり、その他の民族
とともに居住している地区もある。

ミャオ語を使い、この言葉は漢・チベット語系、
ミャオ・ヤオ語族、ミャオ語派に属する。ミャオ語は湖南の西部、
貴州の東部と四川、貴州、雲南という三大方言がある。

大方言の中に小方言の分支がある。
さまざまな民族がともに居住している地区のミャオ族の人たちは、
漢、トン、チワン族の言葉を話すことができる。

以前ミャオ族には統一の文字がなかったが、1956年に、
4種類の方言のある表音文字を創出した。

ミャオ族の人たちは万物に霊魂があるとする原始宗教を
信仰している。

ミャオ族は中国では長い歴史をもつ民族の一つであり、
早くも4000年前の史籍の中の「南蛮」と称されていた氏族
あるいは集落についての記述の中にミャオ族の祖先についての
ことにも触れられたものがある。

古い伝説と伝記の中で触れられている黄帝、炎帝と合戦したり
講和したりした蚩尤は、ミャオ族の人たちの祖先とみなしている
人たちである。

各地に分布しているミャオ族の人たちは自分たちのことを
「牡」、「蒙」、「毛」、「果雄」、「帯叟」などと称しており、
また一部の地方ではその住んでいる土地、服飾などによって、
「ミャオ」の前に「長裙・ミャオ」、「短裙・ミャオ」、
「長角ミャオ」、「赤ミャオ」、「黒ミャオ」など異なった
名称が用いられている。

漢の頃からミャオ族の人たちは湖南省の西部、湖北省の西部、
四川省の東部、貴州省の東部に住むようになり、戦乱、飢饉、
疾病および過剰な出産、耕地の荒廃などによって、あちこち
移住し、言葉、服飾、頭の飾り、習慣が大きく異なるようになり、
社会の発展もアンバランスになる。

ミャオ族の人たちは水稲、トウモロコシの栽培を主とし、
オオアブラギリ、アブラナなどの経済作物とサンシチニンジン、
オニノヤガラ、杜仲などの貴重な漢方薬材の栽培にも
たずさわっている。

引用元:http://japanese.china.org.cn/ri-shaoshu/miao.htm

ミャオティン洞窟

ミャオティン洞窟は、あまりに巨大なため、その内部が
どうなっているのか、くわしいことはわかっていませんでした。

今回、NHKの4Kカメラが、その全貌を映し出すことに
成功しました。

高さは37メートル。10階建てのビルを超える高さです。
天井から落ちる水に含まれた石灰分が少しずつ積み重なって
できたもので、この大きさになるまでに37万年かかったと
考えられています。

全長870メートル、高さは最大で185メートル。
容積は東京ドーム8個分をゆうに超える大きさです。

ミャオティンは、いくつもの水中洞窟の合流地点のような場所で、
集まった大量の水は壁を溶かし、削り取っていきます。

やがて、天井が支えられなくなり崩落。その結果、この巨大な
空間ができたと考えられています。

ミャオティンには小さな昆虫や魚などはいますが、
この規模の洞窟にしてはとても数が少なく、
なぜ少ないのかも謎の1つです。

ミャオ族がミャオティン洞窟を龍の巣と呼ぶ理由

ミャオティン洞窟は、あまりの闇の深さから、地域に
暮らすミャオ族から“入ってはいけない冥界”とも
畏れられてきました。

それではなぜ、「龍の巣」と呼ばれてきたのでしょうか。

ミャオ族の人たちは万物に霊魂があるとする原始宗教を
信仰しています。

蝶が12個の卵を産み、山で虎が、川で龍が、生まれました。
最後の2個の卵からミャオ族の祖先が生まれたとされています。

ですから、ミャオ族は、龍を自分たちと同属だと思っており
龍は、天から豊かな水をもたらす象徴とも言われています。

ミャオティン洞窟は、元々は、水中洞窟であったことから
「龍の巣」と言われるようになったようです。

まとめ

ミャオティン洞窟は、あまりの闇の深さから、地域に
暮らすミャオ族から“入ってはいけない冥界”と呼ばれて
着たほど、巨大な闇に囲まれた洞窟です。

NHKでは2年の交渉の末、調査の許可を得たんですね。
今夜の放送が楽しみですね。