「20gってどれくらい?」「うちの子、今の量で足りてる?」 そんな疑問を感じたことはありませんか?
私も最初はなんとなくであげていたのですが、きちんと計ったほうが体重管理が本当にラクになります。ここでは、20gのドッグフードの目安や、正しい計量方法を40代主婦のリアルな視点でお伝えします。
ドッグフードの計量方法とは?
ドッグフードを量る方法は主に3つ。
- キッチンスケール(電子はかり)で量る…最も正確
- 計量スプーン・計量カップを使う…手軽で続けやすい
- パッケージの給餌量表を参考にする…種類ごとの目安がわかる
正確さを求めるなら電子はかりが一番ですが、毎日はなかなか大変ですよね。私は「最初ははかりで重さを確認 → 普段はスプーンで軽量」という流れに落ち着きました。
20gの目安と小型犬の給餌量
一般的なドライフードの場合、20gは以下が目安です。
- 直径1cmほどの粒…おおよそ大さじ2弱
- 小粒タイプ…大さじ1.5〜2程度
小型犬(体重3〜5kg)の場合、1日の給餌量はだいたい60〜90g。 つまり20gは朝・晩の量の1回分として十分あり得る量です。
うちの子(4.2kgのトイプー)の場合は、朝30g・夜35gで落ち着いています。
フードの種類による調整方法
同じ「20g」でも、フードの種類でかさ(体積)が全く違います。
- ドライフード…軽いので同じ20gでも多く見える
- フリーズドライ…非常に軽く、20gだとかなりの量になる
- ウェットフード…水分が多く重いので、20gではかなり少ない
ウェットフードは重いので、量を見た目で判断すると「足りていない」と感じてしまいがち。必ず「重さ」で調整してくださいね。
愛犬の運動量と体重の相関
実は、必要な給餌量は「体重」だけでなく「運動量」で大きく変わります。
- 散歩は1日15分程度→少なめ
- 散歩30〜40分+遊び多め→標準
- 走り回る・よく遊ぶ→多め
運動量が少ない時期(夏や雨の日)は食べる量も調整してあげると体重が安定しやすいです。
獣医師推奨の食事回数とは
獣医さんによると、以下が標準的な食事回数です。
- 子犬:1日3〜4回
- 成犬:1日2回
- シニア犬:1日2〜3回(消化がゆっくりになるため)
20gずつ小分けにするなら、成犬は「20g × 2〜3回」がバランスの良い与え方です。
ペットフードの選び方と商品紹介
K9ナチュラルと他のペットフードの比較
K9ナチュラルはフリーズドライタイプで、栄養価が高く少量でも満足感があります。
| 商品名 | タイプ | 20gの量の見え方 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| K9ナチュラル | フリーズドライ | かなり多い | 生食に近く高栄養 |
| 一般的なドライフード | ドライ | 普通 | 保存しやすく手軽 |
| ウェットフード | 缶・パウチ | かなり少ない | 香りが良く嗜好性が高い |
フリーズドライは軽いので、20gでも「こんなに入るの?」と驚くほどです。
ダイソーやセリアで揃う計量アイテム
ダイソー・セリアにはペット用計量カップが揃っていて便利です。
- ペット用軽量カップ(100均)→1カップ=100gの目安
- 犬用スプーン(15ml・30ml)→粒サイズの確認に◎
- 小型スケール→50gまで量れるミニタイプが便利
私は「ドッグフード専用」にしてキッチンと分けて使っています。
計量スプーン・カップの効果的な使い方
スプーン計量は便利ですが、注意点があります。
- 山盛り・すり切りで重さが変わる
- 湿度や油分で粒がくっつき量が変動
- 粒の大きさで誤差が出る
最初の1回は電子はかりで「このスプーン1杯=何g?」をチェックしておくと安心です。
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✅ 比較表(フードの種類別・20gの見た目/向き不向き)
| フードの種類 | 20gの見た目 | メリット | 注意点 | 向いている犬 |
|---|---|---|---|---|
| ドライフード | 大さじ1.5〜2ほど | 保存しやすい/手軽/コスパ◎ | 粒の大きさで誤差が出やすい | 成犬・シニア犬/初めての子 |
| フリーズドライ | 見た目は“多め”に感じる | 高栄養/香りが良い/消化に優しい | 軽いので量の感覚がつかみにくい | 食が細い犬/毛艶を整えたい子 |
| ウェットフード | 20gだとかなり少ない | 嗜好性が高い/水分補給に◎ | 重いので“見た目で判断するとNG” | シニア犬/水分をとりにくい子 |
| ミックス(ドライ+ウェット) | 20gのうちドライ15g+ウェット5gなど | 食いつきアップ/調整しやすい | 比率を一定にしないと太りやすい | 好き嫌いが多い犬 |
ドッグフードの量で体重を管理する
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給餌量の計算方法と注意点
ドッグフードのパッケージには給餌量の目安が書かれていますが、あくまで「平均」です。 実際には以下を調整する必要があります。
- 体重の増減
- 運動量
- 年齢
- 体型(太りやすい/痩せやすい)
2週間単位で体重をチェックして±5〜10gほど調整するとちょうどよくなります。
肥満を防ぐための計算式
簡易的に給餌量を決めるなら、以下が便利です。
必要カロリー(1日)=体重(kg) × 30 × 1.2〜1.6
例:5kgの成犬
5 × 30 × 1.4 = 約210kcal/日
これをフードのカロリーで割ると適量がわかります。
子犬・成犬・シニアの給餌量
- 子犬→成犬の1.5〜2倍のカロリー
- 成犬→体重維持の量でOK
- シニア犬→筋肉量が減るため、たんぱく質を意識
年齢ごとに必要量が違うので、「同じ20g」でも意味合いが変わってきます。
40代主婦の「20gで失敗した話」と正しい量に落ち着くまで
うちのトイプー(4.2kg)は、以前は「なんとなくこのくらいかな?」でドッグフードをあげていました。 その結果…毎月体重が100gずつ増えて、気づいたら約300gオーバー(汗)。
「ちょっとぽっちゃりしてきたかも…?」と感じたのをきっかけに、電子スケールで量り直したら、 私が「20gだと思って与えていた量」は、実際には23〜25gくらいでした。
たった“3gの誤差”でも、毎日積み重なると体重にしっかり影響が出るんだと痛感しました…。 それからは以下の方法に変えて、体重管理がグッとラクに。
- 最初の1週間だけ電子スケールで計測
- 「計量スプーン1杯=◯g」を把握して普段はスプーン中心
- 2週間に1回は体重を測る
これだけで、1ヶ月で元の体重に戻ったので、 「本当にフードの量って大事なんだな」と実感しました。
よくあるQ&A
Q1. 20gって本当に足りてるの?うちの子がいつも欲しがります。
A. 食欲と必要量は比例しません。 特に小型犬は「もっと欲しいアピール」をする子が多いですが、体重が増えていなければ問題ありません。 どうしても気になる場合は、低カロリーの野菜(ゆでブロッコリー・キャベツ)を少量追加するのも◎。
Q2. 見た目で20gを判断しても大丈夫?
A. 基本はNGです。粒の大きさ・密度・種類によって大きく違います。 特にウェットは重いので、20gだと量が“かなり少なく”見えます。 最初の数回は必ず電子スケールで量ってください。
Q3. 20gを朝・夜に分けてもいい?
A. 成犬なら問題ありません。 ただし、1回10gだとあまりにも少なくて満足感が出ない子もいるため、 ・朝25g/夜15g ・朝30g/夜20g など、ライフスタイルに合わせて調整してOKです。
Q4. 20gで太ることってある?
A. あります。 特に小型犬(〜4kg)は1日の基準量が少ないため、 “わずか5g多い”だけでも太ることがあります。 体重が1ヶ月で100g以上増えたら、量を見直してください。
Q5. ドライとウェットを混ぜる時の割合は?
A. 食いつき目的なら「ドライ7:ウェット3」がバランス良いです。 水分をとらせたい場合は「ドライ6:ウェット4」にするのも◎。
まとめ
20gのドッグフードは、粒のサイズや種類で見た目の量がかなり変わります。 特に、小型犬は1回あたりの給餌量が少ないため、ほんの数グラムで体重が増減しやすいです。
最後にもう一度ポイントをまとめると…
- 20gはドライフードなら大さじ1.5〜2が目安
- フードごとに重さが違うので「重さ」で量るのが正解
- 体重・運動量・年齢で調整することが大切
- 電子はかり・100均スプーンがあると管理がラク
「あれ、最近ちょっと重い?」と思ったら、まずは1日の給餌量を見直すだけでも大きく変わりますよ。 愛犬の健康のために、ぜひ今日から“正しい20g”を意識してみてくださいね。

