2019年7月8日NHKあさイチ「ビックリ! 生理の新常識」で
月経カップが取り上げられました。
毎月やってくる生理はなかなか厄介ですよね。
軽血には、多いときや夏場の蒸れやニオイに本当に悩まされますよね。
こうした悩みから月経カップを使用する女性が増えているんですね。
どんなものなのか調べてみました。
月経カップとは
日本語では生理カップや月経カップ、英語では「Menstrual Cup
(メンストラルカップ)」と呼ばれ、主に欧米ではさまざまな種類の
カップが製造•販売されているんですよ。
月経カップは、鈴のような形をしていて、大きさは、ピンポン玉くらい
なんですよ。
素材は、医療用シリコンや天然ゴムを使用しているので、膣内に
挿入しても安心なんですよ。
天然ゴム製のものは、ゴムアレルギーの方は、使うことができません。
膣内で、カップの中に、経血をキャッチするため、ナプキンを使用
した時のような蒸れやかぶれになりません。
さらに「臭い」の心配もないんえすよ。
正しく使用すれば、とても便利なんですよ。
月経カップの4つのメリット
1.長時間使用できる
生理カップは個人差がありますが最大12時間まで連続使用が可能です。
多い日はもう少し短い時間で付け直す必要がありますが、ナプキンや
タンポンよりもはるかに長い時間を安心して過ごすことができます。
2.蒸れやかぶれの心配がない
生理カップは、膣内にカップを挿入し、膣内で経血を溜める仕組みに
なっているので、下着の中が蒸れたりかぶれたりする心配がないんですよ。
正しく挿入できれば普段と同じように過ごすことができるんですよ。
3.臭いを気にしなくてもよい
生理中の「臭い」が気になる、という方は多いと思います。
臭いはナプキンについた経血が酸化することで発生するんですね。
生理カップはカップを外すまで経血が空気に触れることがないので
酸化することがないんですよ。
ですから、臭いを気にせず使うことができるんですよ。
4.長時間使えるため経済的
正しく洗浄•保管すれば生理カップは最大10年間使用できるんですよ。
毎月、ナプキンやタンポン、生理用ショーツを準備することに
に比べると、随分経済的ですね。
しかも、ゴミも出さなくて済みますよ。
月経カップの3つのデメリット
1.慣れるまでの扱いが難しい
ピンポン玉の大きさのカップを膣内に挿入するのは、最初は難しいので
少し、ガマンすることがあります。
取れなくなったらどうしよう、という心配もありますが、タンポンより
浅い位置に挿入するので、あまり心配しなくてもいいですよ。
2.手が汚れる
トイレで生理カップを取り出す時に、どうしても指が汚れてしまいます。
自宅なら、手を洗うのも簡単ですが、外出先のトイレでの処理は
慣れるまで難しいですね。
手についた経血をふき取る、専用のウエットティッシュを用意して
おくと良いですよ。
赤ちゃんに使用しているおしりふきも便利ですよ。
3.値段が高い
1回使い始めると、10年前後使える月経カップですが、値段が
高いのがデメリットですね。
1個が約4,000円~なので、ナプキンに比べたら、高価ですよね。
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月経カップのつけ方
まず、手と月経カップを無香料の石鹸できれいに洗います
トイレでしゃがむ、またはスクワットの状態で、カップの開いてる側が
上になるように手にもちます。
カップの開き口を上側に持ち、側面を軽く押してへこませます。
花のつぼみのような形に折り曲げます。
トイレに座った姿勢で、体を楽にして、折り曲げたままの月経カップを
利き手にもって背骨の末端に向けてゆっくりと挿入していきます。
挿入はゆっくりと優しくします。
カップ下のつまみ部分(ステム)が膣内にちょうど隠れるあたりの位置が
正しいポジションです。
自分に合う位置を調整してみてください。
タンポンよりは低い位置になります。
カップの折り方の例です。
月経カップの取り出し方の3つのポイント
月経カップを取り出すときのポイントは3つあります。
1.りきんでカップの「しっぽ」を見つける
2.しっぽをゆっくり引っ張る
3.多い日はカップ内の血が飛び散らないようにする
しっぽはただ探しても見つけにくいんですよ。
でも、焦ることはないですよ。
大便をするときのように「んっ!」と力(りき)んでくださいね。
ピヨっとしっぽが出てきますよ。
しっぽは経血でぬるぬるして引っ張りにくいことが多いです。
トイレだったらトイレットペーパーで、つまんで引っ張ります。
お風呂ならシャワーで血を流します。
そのままゆっくりと引っ張ってください。
ただし、血が多い時はそのまま最後までただ引っ張るだけだと、
カップが出てくると同時につぶれていた形状が元通りになる反動で
血が、かるく飛び散ることがあるんですね。
それで、便座カバーを汚してしまうこともあります。
ある程度カップが出てきたら、しっぽではなくカップ本体を持って
引き出すようにしてくださいね。
月経カップの取り出し方~外出先ではどうする
外出先のトイレだとトイレ内に手洗いが無い場合がほとんどなので
水が入ったペットボトルを持ち込んでいる、という方もいます。
ペットボトルの水を持ち歩くのはかさばるのどうしよう、という方
には赤ちゃん用のおしりふきが便利ですよ。
月経カップに溜まった経血を、便座の中に捨てて、トイレット
ペーパーで、軽く吹いてから、赤ちゃん用のしりふきで拭いて
また、挿入します。
手についた血も、おしりふきできれいにふき取ります。
赤ちゃんの肌にやさしいウェットタイプのおしりふきは、かさばりませんし
とても便利ですよ。