「鮭を焼く前に骨を抜こうとしたら、身がボロボロに…」
「骨は取りたいけど、キレイにできない…」
そんな悩みを解決するのがこの記事です!
今回は、初心者でもできる“崩さずに鮭の骨を抜く方法”を、手順・タイミング・道具の選び方まで徹底的に紹介します。
なぜ鮭の骨抜きで身が崩れてしまうの?
鮭の身はやわらかいから崩れやすい
鮭は脂がのっていて柔らかく、特に加熱後はホロホロと身がほどけやすいんです。そこに力を加えて骨を引っ張ると、身が裂けてしまうのは当然のこと。
骨の位置が分かってないとムリに引っ張ってしまう
中骨や小骨がどこにあるかを知らずに適当に引くと、無理な方向に力がかかって崩れてしまいます。
道具が悪い or 力を入れすぎてる
毛抜きなどを代用したり、握力でグイグイ抜こうとするのも失敗の原因。
“力任せ”より“やさしさ”がカギなんです!
骨を抜くベストなタイミングとは?
基本は「生のうちに抜く」が鉄則!
加熱前の鮭は、意外と身がしっかりしているため骨抜きに最適。生のうちにやることで、崩れにくくなります。
半解凍の状態がベストコンディション!
完全に解凍された状態よりも、少しシャリッとした半解凍の状態だと、骨が抜きやすく、身も崩れにくいというメリットがあります。
調理方法によって変えるのもアリ
ムニエルやホイル焼きなど、焼いてからほぐす料理なら、あえて加熱後に抜いてもOK。ただし、見た目をキレイに仕上げたいなら、やっぱり生のうちに処理するのが◎です。
崩さずに骨を抜く正しい手順6ステップ
① 水気を拭き取る
まずはキッチンペーパーで鮭の表面をやさしく拭き、水気をとりましょう。これだけで滑りにくくなり、作業がしやすくなります。
② 指でなぞって骨の位置を確認
手の腹でやさしく身をなでるようにすると、骨の“ツンツン”した感触がわかります。確認したら、その部分を軽く押さえて準備完了。
③ 専用ピンセットを使う
100均でも骨抜きピンセットは手に入りますが、なるべく滑り止め付き&しっかり掴めるものを選びましょう。
④ 骨の向きに沿って「引き抜く」感覚で
骨はまっすぐ刺さっているわけではなく、斜めに入っていることが多いです。
骨の方向を意識して「抜く」というより「引く」感じで。
⑤ 身を押さえる指の位置がカギ
ピンセットで引くとき、もう片方の手で身を押さえる位置がとても大事!押さえる場所が骨に近すぎると崩れやすいので、少し離れたところをそっと固定してあげましょう。
⑥ 抜いた骨はその都度拭く
ピンセットに骨がくっついたままだと、次の骨を掴みにくくなります。濡れ布巾やキッチンペーパーで拭きながら作業するとスムーズです。
プロが教える!身が崩れないための裏ワザ
- 骨抜きの前に冷蔵庫で5分冷やす
冷えると身が締まり、より抜きやすくなります。 - 濡れ布巾の上でまな板を固定
まな板がズレるのを防いで、力が無駄に入らなくなります。 - ピンセットの先を水に濡らす
骨がくっつきにくくなり、1本ずつスムーズに抜けます。 - 骨が折れそうなときは、少し揺らしてから引く
無理に引っ張らず、小刻みに揺らすとストンと抜けやすくなります。
おすすめの骨抜き道具はコレ!
✔ ピンセット型(一般的なタイプ)
- 細かい骨もつかみやすい
- 力加減がしやすくて扱いやすい
✔ ペンチ型(グリップしやすい)
- 力を入れずにしっかり掴める
- 手の大きい方や握力が弱い方に◎

もし崩れてしまっても大丈夫!活用アイデア6選
- 鮭フレークにして常備菜に
- 混ぜご飯やおにぎりの具に
- 鮭チャーハンやクリームパスタの具材に
- サラダやポテトサラダのトッピングに
- 鮭コロッケの具にリメイク
- 小分け冷凍してお弁当ストックに
「失敗した=ムダ」にはなりません!崩れてもおいしい料理に変身します。
まとめ|骨抜きは「優しさ」と「コツ」で変わる!
鮭の骨をキレイに抜くには、次の3つがポイントです。
- ✅ 骨を抜くタイミングは“生”または“半解凍”状態で!
- ✅ 力を入れず、骨の向きを見極めて“引く”感覚で抜く!
- ✅ 道具選びと手順で仕上がりが大きく変わる!
最初は失敗しても大丈夫。コツをつかめば、誰でもきれいに骨抜きができるようになります。
「もう鮭の骨抜きで悩みたくない!」というあなた、ぜひ今日から試してみてくださいね!