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カルピスはなぜ体にいいのか?いつからあるの?

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食品・飲料

カルピスは、今年で発売100周年を迎えるロングセラーの飲み物
ですね。

1999年の七夕の日に日本派との乳酸飲料として発売され、甘酸っぱい
風味が大正時代に大流行したんですね。

パッケージは七夕に発売したことにちなんで、天の川をイメージ
した水玉のデザインなんですよ。

最近では、濃縮たいぷやそのまま飲めるペットボトルタイプまで
様々です。
そんなカルピスはいつから、どんなことから開発されたのか、
どうして体にいいのかなどを紹介します。

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カルピスの誕生は遊牧民から

明治末期にのちにカルピスの生みの親となる、三島海雲(かいうん)氏が
内モンゴルを訪れた時のこと。

体調を崩していた三島氏に、遊牧民に乳を乳酸菌で発酵させた「酸乳」
と呼ばれる飲み物をふるまわれました。

そのおいしさと健康効果に感激した三島氏が日本に帰国して研究を
重ねて誕生したのが「カルピス」なんです。

カルピスの原液は重要な企業秘密

カルピスは、子供のころ飲んだ味が少し変わっていると感じて
いますが、基本的な作り方は創業当初からずっと変わっていない
んですね。

大正時代から続いている「カルピス菌」の原液を継ぎ足して
作り続けられているんですよ。

おでん屋さんの煮汁とか老舗のうなぎ屋さんの秘伝のたれの
ようなものですね。

「カルピス菌」が失われてしまえば、この世から「カルピス」が
無くなってしまうんですよ。

戦時中は空襲の危機から原液を守るため、一時疎開させていた
んですよ。

現在、万が一の事態に備えて保管している「カルピス菌」のありかは
社内のトップシークレットで、場所を知っているのは全社員の1%以下で
上層部と現場の管理者のみといわれています。

カルピスの名前の由来

カルピスの「カル」は、カルシウムからつけられました。
日本の食事に不足していた「カルシウム」を混ぜていたからなんですね。

そして、サンスクリット語の「サルピス」から”ピス”をとって「
カルピス」と命名されたんですね。

「サルピス」は仏教で五味と呼ばれる乳・酪・生酥・熟酥・醍醐の
中の熟酥(じゅくそ)を指します。

カルピスの元になっている醍醐は、五味で最高位にあたり
サンスクリット語で「サルピルマンダ」と呼美ます。

そのため「サルピル」や「カルピル」といった案もあありましたが、
音声学の権威・山田耕筰氏に相談したところ、響きの良さを重視して
醍醐の次位である「サルピス」からとって「カルピス」となりました。

三島海雲(かいうん)氏のかるお椅子に対する思いが感じられますね。

ちなみに、アメリカやカナダでは、カルピスは「CALPICO(カルピコ)」
という名前で販売されているんオです。

カルピスが、彼らには「Coupiss(カウピス(牛のおしっこ)」に
聞こえてしまうんですね。

そこで、語尾を少し変えて販売しているんですよ。

カルピスの乳酸菌は体にいいのか

カルピスに含まれるのは、ラクトバチルス・ヘルベティカスという種類の
乳酸菌です。

この他にも酵母菌などが多数含まれているんですが、門外不出の企業秘密
となっています。

主要な乳酸菌がラクトバチルス・ヘルベティカスは、多くの実験データが
公表されています。

三島海雲(かいうん)氏がモンゴルで疲労回復したことから、開発した
カルピスは体にいい効果が期待されています。

カルピスに期待される健康効果

カルピスの主要乳酸菌、ラクトバチルス・ヘルベティカスには、
主な効果として、整腸作用、免疫力向上、美肌、睡眠改善などが
期待できます。

乳酸菌が腸に届くと糖を分解し、腸の蠕動運動が活発になり自然な排便を
促すのことで、便秘の改善が期待できます。

乳酸菌により、腸内環境を整えるので、便秘だけではなく下痢の改善も
期待できるんですよ。

腸内環境が整えば、肌荒れの改善にもつながりますね。
乳酸菌自体にも保湿作用とメラニンの生成を抑える働きがあるんですよ。

さらにビフィズス菌が活性化されると、大腸の病気の予防にもなります。
ビフィズス菌は、殺菌力のある乳酸・酢酸を作り出します。

悪玉菌の量を減らすことで、ポリープや大腸がんの発症リスクを
低下させるんですよ。

実は、腸管には免疫細胞が集中しているんですよ。
ですから、腸内環境が悪いと免疫細胞の働きが落ちるんです。

すると風邪やインフルエンザなどのウイルス感染症にかかりやすく
なるんですよ。

カルピスの乳酸菌によって腸内環境が整えば、免疫力も向上し、
風邪などにかかりにくくなることが期待できるんですよ。

乳酸菌を継続的に飲むことで、夜中に目が覚める回数が減ったという
報告が多いんですよ。

睡眠の質も上がりスッキリと目覚める事が期待出来るんですね。

カルピスに含まれる乳酸菌は生きて調に届く?

よく、ヨーグルトなどのCMを見ていると、「生きて調まで届く
乳酸菌」というワードが出てきますね。

強い遺産に負けずに、生きて調に届くことで、腸内環境を整える
効果が期待できるということですね。

さて、それでは、カルピスに含まれる乳酸菌はどうか、というと
すでに死んでいるんですよ。

意外に思うでしょうが、死んでいる乳酸菌にも整腸作用が期待
できるんですよ。

大事なのは、生きていることより、菌の数なんですね。
死んだ状態でも、腸に届けばいいんですよ。

カルピスはお腹が弱い人でも飲める?

牛乳を飲むとお腹を壊すという人がいますよね。
これは、乳糖を分解する酵素が少ない人が起こす体質上の問題で
乳糖不耐症といいます。

カルピスは牛乳を使用した発酵飲料なのですが、乳糖不耐症の方
でも大丈夫な場合が多いんですよ。

カルピスは乳糖が分解されているので、乳糖不耐症の人でも安心して
飲めます。

むしろ製造過程でタンパク質が分解されているので、牛乳よりも
消化しやすく吸収の良い飲み物なんですよ。