国立感染症研究所がまとめた患者報告によると手足口病が2019年に
急増しているそうです。
手と足と口の中に、赤い斑点ができて、口の中の斑点に、食べ物や
飲み物がしみて痛いんですよね。
主に子供がかかる病気ですが、まれに大人がかかることもあります。
手足口病って、かかったらどうなるの?何歳くらいの子供に発症
するの?原因は?大人がかかったらどうなるの?など気になることを
まとめました。
手足口病の流行する時期
手足口病は6月頃から流行しだすんですよ。
「ヘルパンギーナ」「プール熱(咽頭結膜熱)」とともに、三大夏風邪の
一つとされているんですね。
名前のとおり、手のひら、足の裏、口の中に痛みをともなう発疹が現れる
夏風邪なんです。
発疹は米粒大でやや盛り上がっており、水疱化するものもあるんですよ。
また、かかった場合、3割程度の方は熱が出てしまいます。
手足口病にかかるのは、5歳以下の乳幼児が約9割を占めるので、
子どもを持つ親は、よく知っている病気です。
しかし、子どもだけがかかるのでなく、大人でもかかるので注意が必要です。
手足口病の症状
手足口病は、潜伏期間が3~5日あります。
前述しましたが、主な症状は、手の平や足の甲や裏、口の中に2~3mm
程度の水膨れ上の発疹ができます。
手と足の発疹は、ほとんどの場合痛みやかゆみはありません。
かさぶたなどの跡が残ることもなく3~7日程度でk時得ていきます。
口の中の発疹は、軽い痛みがありますので、食べ物や飲み物が
しみるんですよ。
大人がかかると症状は重くなる?
水疱瘡やはしか、おたふくかぜなどは、大人がかかると入院が
必要になるくらい重くなることがありますね。
手足口病も大人がかかると症状が重くなりがちなんですよ。
発疹の痛みは、大人のほうが強いんですね。
足の裏にひどく出ると、歩けないくらいなんですよ。
また、インフルエンザにかかる前のような、全身倦怠感、悪寒、関節痛、
筋肉痛などの症状が出ることがあるんですよ。
手足口病にかかってしまったお子さんの看病をしてうつったら
気が付きますが、そうではない場合は、なんだかわからないまま
病院を受診するケースが多いようです。
また、発疹が、手足口以外にひじ、ひざ、お尻などに出ることも
あるんですよ。
手足口病に効く薬はあるの?
手足口病そのものに有効な薬は、今のところないんですね。
熱を下げたり、発疹の痛みを抑えたりする薬が中心となるんですね。
多くの場合3~7日で治っていきますが、なかには、「髄膜炎」
「小脳失調症」「脳炎」といった中枢神経系の合併症や、
「心筋炎」「神経原性肺水腫」「急性弛緩性麻痺」などを発症
するケースもあるんですよ。
高熱が続いたり、頭痛、嘔吐などの症状が現れたりした時には、
すぐに医療機関を受診してください。
手足口病に何度もかかる理由
手足口病は、一度感染したら、免疫ができて、二度とかからない、
というものではないんですね。
インウルエンザが、何種類もの型があって、何度もかかってしまうのと
同じように、手足口病も、原因となる主なウイルスが一つではないんです。
主な原因となるウイルスは、
コクサッキーウイルスA6(CA6)
コクサッキーウイルスA16(CA16)
コクサッキーウイルスA10(CA10)
エンテロウイルス71型(EV71)
などになります。
一度感染したウイルスに対しては、免疫を獲得するため、同じ種類の
ウイルスが原因で手足口病になることはないんですよ。
手足口病煮かかてしまったら通園や出社は?
手足口病は先夫危機感が3~5日です。
症状があらわれてしまったてから3~7日で発疹が消えるようですが、
いつから保育園や職場などに復帰してよいのでしょうか。
保育園や幼稚園などは、元気がよくて食欲があれば、お休みする必要
がないというところから、数日間お休みするように、というところまで
色々あるようです。
大人の場合も、厚生労働省によると、出勤禁止期間がないんですね。
症状が軽ければ、休む必要がないんですが、発熱や倦怠感、痛み
などが表れている場合は、症状が、改善するまでは、休んだほうが
いいですよ。
万が一重症化してしまったら、命を落としかねないですよ。
それに、手や足に水膨れができている状態で出社すると、まわりの
人たちから、うつるんじゃないかと、嫌がられますよね。
手足口病の原因菌は、症状がなくなってからも便の中にウイルスが
排泄される期間が2~4週間程なんですよ。
ですから、大人の場合、職場復帰は、発疹がなくなって、食欲が
戻ってからにすることをお勧めします。
手足口病を予防するには
手足口病は基本的には飛沫感染ですので、かかった人の唾液などが
口の中に入らなければ感染を防ぐことができます。
手足口病にかかってしまった子供さんを看病するお母さんは、
マスクをすることが予防になります。
また、おむつをしている赤ちゃんを看病している場合は、
排泄物にウイルスが付着していることが考えられますので、
薄いビニール手袋を使って、直接さわらないようにしましょう
後は、風の予防と同じく、うがい、手洗いをすることが
予防になります。
まとめ
手足口病は、潜伏期間が3~5日
主な症状は、手の平や足の甲や裏、口の中に2~3mm
程度の水膨れ上の発疹ができる
手足口病は、おとながかかることもある
症状は子供より重くなることが多い
予防に有効なのは、マスク、うがい、手洗い