お好み焼きの具材といえば、小麦粉、山芋、天かす、キャベツ、
豚バラ肉、イカなどが定番としてよく使われる具材ですね。
これに加え、生地をフワフワにしたり、モチモチ、シャキシャキ、
サクサクにしたりする具材を入れて、費と合い違ったお好み焼きを
楽しむこともあります。
そこで、お好み焼きの具合の定番から変わり種まで、色々紹介します
お好み焼きの具材で定番なのは
スーパーのお総菜コーナーでみかけるお好み焼きに使われている
これがあれば、おいしいお好み焼きができるという材料は以下に
なります。
小麦粉(薄力粉)
山芋、長芋
天かす、揚げ玉
キャベツ
卵
豚バラ肉
イカ
ソース・マヨネーズ
かつお節
小麦粉は、お菓子のようにふるいにかける必要がないですね。
キャベツは、切り方によってアジが全然違ってくるんですよ。
ソースは、圧倒的におたふくのソースが大人気ですね。
以前は、広島県の周辺でしか買えなかったオタフクソースですが、
今では、全国のスーパーでも買えるようになりました。
お好み焼きの生地の食感を変化させる具材
お好み焼きの生地に混ぜる具材というと、山芋や長芋でフワッとした
食感を出したり、天かすや揚げ玉で、コクを出したりしますよね。
その他にも、入れるグ材によってさまざまな食感が楽しめます。
【フワッとした食感をアップする具材】
山芋・長芋
豆腐
じゃがいも(すりおろし)
レンコン(すりおろし)
天かす・あげ玉
とろろ昆布
モチモチした食感が好きな方がよく入れるのがお餅です。
お餅は、1センチくらいのサイコロ状にカットしたり、切り餅をモチスラ
で薄くスライスして生地に混ぜます。
また、そうめんなどの乾麺を茹でた時に、くっついてしまって茹で上がった
ものを1センチくらいにカットして生地に混ぜると、無駄にならずに済みますよ。
【モチモチした食感をアップする具材】
お餅
うどん
ちくわ・かまぼこ
こんにゃく・しらたき
マカロニ
シャキシャキした食感やコリコリした食感は、玉ねぎや白菜などを
あまり小さくしないようにカットするといいですよ。
また、レタスは、熱が入ると、体積は小さくなりますが、シャキシャキ
した食感は残るという面白い食材ですよ。
【シャキシャキした食感をアップする食材】
レタス
白菜
もやし
大根(切り干し大根でもOK)
玉ネギ(みじん切り又はスライス)
とうもろこし
紅しょうが
キムチ
漬物(たくあんなど)
サクサクした食感を出したいときは、生地にポテトチップスのような
スナック菓子をまぜるといいですよ。
焼く直前に混ぜると、スナック菓子のサクサク感が失われずにやけますよ。
【サクサク感がアップする具材】
サクラエビ
シラス
ポテトチップス
かっぱえびせん
ベビースターラーメン
せんべい
お好み焼きのキャベツの切り方は地域で違う
お好み焼きは関西風、関東風、広島風と3種類に分けられます。
まず関西風と関東風はの特徴は、生地に具材を混ぜてしまう『混ぜ焼き』。
具材と生地が混ざりやすいように、キャベツはみじん切りにします。
関西風と関東風は、生地の量が違います。
関西風は生地が少量なのに対して、関東風は生地を多めに使います。
広島風は、生地を薄く広げその上に具材をのせて焼く「重ね焼き」です。
こちらは生地に具材を混ぜていないのでひっくり返すときに
散らばらないようキャベツは長めの千切りなんですよ。
お好み焼きはキャベツの切り方で食感が違う
お好み焼きをするとき、キャベツはどのように切っていますか?
なんとなくざく切りや荒目の千切りにしていませんか。
キャベツの切り方で、お好み焼きの食感が変わるんですよ。
色々試してみて下さいね。
【粗みじん切り】
関西風と関東風のお好み焼きの定番のキャベツの切り方です。
まずキャベツを1/4にカットし芯を取り除いたら、葉の外側と
内側に分けます。
外側の葉は丸みを手のひらで潰します。
そして、芯に対して3mm幅くらいに垂直に切っていきます。
この千切りにしたキャベツの向きを変えて端から1~2cmの長さに
切ります。
葉の内側の部分も同様に粗くみじん切りにします。
あまり細かくしすぎないことがコツです。
【みじん切り】
粗みじん切りより、さらに細かいみじん切りにすると、生地の食感が
フワッとします。
生地とよくなじみますので、キャベツの食感は、あまり感じません。
切り方は、キャベツの千切りをさらに細か鵜します。
芯もみじん切りにするとキャベツが無駄になりません。
ただ、キャベツは、みじん切りにしてから水で洗わないのが
コツです。
みじん切りにしてから水洗いをしてしまうと、水分が多くなって
しまうからですよ。
【ざく切り】
切り方は、1/2サイズに切ったキャベツの芯を切り落とします。
キャベツが大きい場合は1/4サイズでもいいですよ。
縦2~3cm幅を目安に切ったら方向を変え、ざくざくとまた2~3cm
幅に切ります。
大玉のキャベツの場合は、キャベツの葉を数枚はがし、芯を切り取って
2~3cm角に切ります。
お好み焼きの仕上がりは、バサバサしてまとまりがないように思われ
ますが、生地よりもキャベツを食べているかのような食感になります。
このキャベツが、とてもジュージーなんですよ。
【千切り】
広島風は、生地を薄く広げその上に具材をのせて焼く「重ね焼き」
でしたね。
細い千切りにしたキャベツは火のとおりが早く、蒸し焼きにするとしんなり
柔らかい歯ごたえになります。
切りかてゃ、トンカツなどの時に添える千切りと同じでいいですよ。
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【あさイチ】2019年7月1日に放送されたお好み焼きをふわっとさせるキャベ技
あさイチでは、大阪や広島の人気店を徹底取材し、中でもキャベツに
こだわりのある名店から“秘伝の技”を教えてもらうことに成功しました。
ひと手間加えるだけでキャベツの甘みとうまみを引き出す技を紹介します。
【わが家のお好み焼きを“ふわっほろっ”とさせるキャベ技 (大阪の名店)】
1.キャベツは、7~8ミリほどの粗めのみじん切りにすると、
“ほろっ”とした口当たりになります。
2.キャベツは、真ん中くらいから下の部分を使用します。
芯に近いほうが、食感がよく甘みがあるため、おいしい
お好み焼きになります。
3.みじん切りにしたキャベツを冷蔵庫で1晩ねかします。
すると、キャベツの水分が飛び“ふわっ”と焼き上がります。
4.タネを混ぜたらすぐに焼く。
そうすることで、キャベツから水分が出るのを防ぎます。
5.ヘラで生地を押し、ふちに割れ目を作る。
すると、割れ目から水分が飛び“ふわっ”と焼き上がります。
【わが家のお好み焼きを“さくっとろっ”とさせるキャベ技 (高田川部屋)】
高田川部屋では、親方が広島出身ということもありほぼ毎日、お好み焼きが
ちゃんことして出されています。
ちゃんこ長の櫻正行さんがキャベ技を伝授してくれました。
1.3種類に切り分けること。葉は1.5センチ、真ん中は1センチ、
芯は7ミリほどのみじん切りにします。
切り分けることで、焼き上がったときの“さくっ”とした食感を
調整することができます。
2.“とろっ”とした長芋を使い、“さくっ”としたキャベツの食感を
際立たせます。
【わが家のお好み焼きを“じゅわ~甘っ”とさせるキャベ技 (広島の名店)】
世界的に有名なグルメガイドにも紹介されている名店が“秘伝のキャベ技”
を教えてくれました。
1.切る大きさを変える。(葉の方は1.2センチ、芯の方は7ミリ
ほどのせん切り)
大きさを切り分けることで焼き上がったときの食感を調整します。
2.キャベツはやさしく、ふわっと盛り付けます。
キャベツとキャベツの間に隙間を作り、中まで熱を通しやすくして
甘みを引き出します。
3.盛り付けたキャベツをやさしく裏返します。
キャベツとキャベツの間の隙間を潰すのを防ぎます。
4.ヘラの角を使い生地の上を押す。
キャベツが焼き上がっていないと押しても生地が戻ってしまいますが、
焼き上がりがしんなりとしてくると、抵抗感なく生地が下がります。
それが焼き上がりを見極める目安です。
お好み焼きに味の変化をつける具材
普通のお好み焼きに飽きてきたら、風味に変化をつけてくれる具材を
入れてみるという方に人気な具材がいくつかあります。
お好み焼きの印象が大きく変わる具材から、適度な変化の味になる
具材もあります。
キムチ、チーズ、納豆、紅ショウガなどは、人気の具材ですし、カレー風味
のお好み焼きも人気上昇中です。
【お好み焼きの味に変化を漬ける具材】
キムチ
チーズ
納豆
紅しょうが
梅
しそ(大葉)
漬物(たくあんなど)
乾燥ひじき
明太子
カレー粉(普通のカレーをかけるのもOK)
わさび
にんにくスライス
食べ応えのある肉・魚・炭水化物の具材
家庭で約お好み焼きに豚バラを使うことがありますが、
肉を使うとボリュームがある気がしますね。
具材に入っているたっぷりのキャベツやそのほかの野菜とも
相性がいいですね。
【ボリュームある肉の具材】
豚バラ肉
牛すじ煮込み
砂肝
ベーコン
ウィンナー・ソーセージ
また、お好み焼きによく入れるシーフード系の具材といえばイカ
が多いかと思います。
我が家では、イカのお刺身を作ったときに出た足と耳を、お好み焼き
や焼きそば、シーフードカレーに使います。
イカ以外にもシーフードを使うと、うまみも生地にしみ込んで
おいしいですよ。
【うまみがしみ込むシーフードの具材】
イカ
タコ
エビ
ホタテ
アサリ
カキ
シラス
ツナ缶
広島風のお好み焼きに入っている麺は、おいしいし、食べ応えは
あるし、とても満足感がありますよね。
冷蔵庫に余っている、うどんやご飯を使っておいしいお好み焼き
ができるのもうれしいですよね。
【ボリュームアップする炭水化物の具材】
焼きそば
うどん
そば
ご飯