スポーツの秋の特集として、2019年9月30日NHKあさいち
で、スポーツチャンバラが放送されます。
男の子が小さい頃遊んでいた、というイメージのチャンバラが
スポーツとして楽しまれているというのは、興味深いですね。
そんな、スポーツチャンバラと剣道の違いなどを紹介します。
スポーツチャンバラ(スポチャン)の起源
1969年、田邊哲人さんと言う方が考案した「スポーツ」
なんです。
発案のきっかけは、子供時代の「ちゃんばらごっこ」が時代の
流れで「危険」とみなされる様になりました。
それならばいっそ競技、スポーツにしてしまえ、という発想
から生まれました。
世間的にはまだまだ知名度の低い競技ですが、国内の競技人口
は約40万人、海外でも33か国で親しまれています。
剣道よりも「とっつきやすく」「安価で始められる」ところが
ひそかな人気の秘密です。
スポーツチャンバラ(スポチャン)の基本のルールと剣道との比較
スポチャンの基本ルールは以下の3つが基本です。
・1分1本勝負
・場外反則2回で1本
・剣の硬い部分(柄とか)が相手に当たると反則負け
先ずは、スポチャンは1分1本勝負で剣道は3分、若しくは5分
ですので大きな違いになります。
しかし、この試合時間、有効打が「体のどこでも良い」という
ルールがありますので、むしろ長いくらいです。
スポーツチャンバラは、基本は2、3太刀で決着が着きます。
有効打が「体のどこでも良い」ことから、フェンシングに
近い印象を受けます。
観戦のポイントは「立会いの間合いと駆け引きの面白さ」です。
スポーツチャンバラと剣道との決定的な違い
「チャンバラは危険」と言われた時にできたスポチャンは、
固い部分が当たってはダメ、という安全委特化したルールが
定められています。
さらに、「場外反則2回」のルールのつ会い方が、剣道とは
決定的に違います。
スポチャンの試合中、例えばあなたが「剣」を落としたとします。
このルールを利用して、「1回場外に逃げる」という「戦術」を
使うことができるんですよ。
スポチャンにも段位や筆記試験があるの
スポーツチャンバラには、現在剣道では無くなった
9、10段が存在します。
筆記試験もあるようです。
詳しい段・級位は以下のサイトでご覧ください。
スポーツチャンバラの個人戦の競技種目
スポチャンの個人繊維は、剣道にはない「武器の種類」で種目分け
をするのが特徴です。
その武器の数は、13種類もあるんですよ。
短刀の部、長剣フリーの部、二刀の部、楯長剣の部、得物自由(異種)
の部など短刀から楯長剣の部、フリーまで色々とあります。
公式試合だと、一般的には、大会主催側が3つ種目を決定して、
その大会の種目を限定する、というやり方をしています。
さすがに、13種類の試合を一度に開催することはできない
ようです。
試合場は規定で「6~9メートルの”正方形”」となってます。
剣道は「9~11メートルの”正方形、または長方形”」です。
スポーツチャンバラ 団体戦
剣道の団体戦は、先鋒から大将まで、基本的には5人が各々戦い、
その勝敗を総合で決する、1対1の戦いですね。
スポチャンは、「大人数」で「一斉に」戦う乱戦」または「合戦」
という種目が存在します。
もう一つは、サバイバル戦です。
10人試合場に居るとして、「周りが全員敵」という、
その名の通り、最後に残った者が勝者、という種目です。
剣道は常に1体ですので、目の前の相手に立ち向かう、その集中力、
精神力、技量が競われますね。
一方、スポチャンでの団体戦は、大人数での戦いですので、
戦略的な趣が強くなります。
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