2019年7月31日NHKあさイチみんな!ゴハンだよで
「きゅうりと豚こまのエスニック炒め」が夏におすすめの
簡単に作れて、さっぱりとして食べやすい1品として
料理研究家のワタナベマキさんに教えていただきました。
きゅうり、黒酢、ナムプラーなどを炒め合わせる料理です。
また、同じ日に教えていただいた夏野菜のエスニック甘酢漬けの
レシピも紹介しますね。
そして、ナンプラーの味や代用できる調味料なども紹介します。
きゅうりと豚こまのエスニック炒めのレシピ
【材料・2人分】
豚こま切れ肉180グラム
かたくり粉大さじ2
きゅうり2本
しょうが(せん切り)1かけ分
ごま油大さじ1と2分の1
A
酒大さじ1
黒酢大さじ1と2分の1
ナムプラー大さじ1
B
青じそ(手でちぎる)5枚分
ピーナツ(粗く刻む)適量
【作り方】
1.豚肉にかたくり粉を薄くまぶす。
きゅうりは、縦半分に切り、種を取り除く。
7~8ミリ幅の斜め切りにする。
2.フライパンにごま油を入れて中火で熱する。
しょうがを加え香りがたつまで炒める。
3.(1)の豚肉を入れて、焼き色がつくまで炒める。
(1)のきゅうりを加えて炒め合わせる。
4.Aを加えて、汁けがなくなるまで炒めたら、Bを加えて
サッと混ぜ合わせる。
夏野菜のエスニック甘酢漬けのレシピ
【材料・つくりやすい分量】
A
ミニトマト(湯むきする)5コ分
セロリ(7~8ミリ幅の斜め切り)2分の1本分
みょうが(縦4等分に切る)2コ分
パプリカ(黄/縦1センチ幅に切る)2分の1コ分
B
しょうが(せん切り)1かけ分
ナムプラー大さじ3
黒酢大さじ3
酒大さじ3
てんさい糖大さじ2
水100ミリリットル
【作り方】
1.鍋にBを入れて、中火にかけ、ひと煮立ちさせる。
2.Aを耐熱容器に入れ、(1)をかけ、2~3時間おく。
冷蔵庫で1週間保存可能。
ナンプラーとは
ナンプラーとは、日本でもお馴染みの「魚醤」の一種なんですね。
魚醤は、東アジアを中心に世界中で古くから使われている調味料で、
生の魚を塩で漬け込み発酵させてできる液体のことなんですよ。
魚の持つ旨味成分が凝縮されていて、料理に適度な塩辛さと
深いコクを加えてくれます。
ナンプラーはタイの魚醤で、屋台や大衆食堂にホテルのレストランまで、
様々な外食店で常備されている調味料なんですよ。
ちなみにタイ語でnamは「液体」、plaは「魚」なのだとか。
日本の魚醤といえば、秋田県ではお馴染みの「しょっつる」というものが
あります。
他の魚と比較して臭みが少ないハタハタを主な原材料として作られる魚醤
なんですよ。
ナンプラーの味は?
今までナンプラーなどの魚醤を一度も味わったことがない、
という方も多いことと思います。
香りや風味が独特と言われると、ちょっと試してみるのに勇気が
いりますよね。
ナンプラーも広い意味では醤油の仲間なので、まずは醤油のような
塩味と風味を想像してみてください。
そこに発酵した魚の風味や旨味をプラスしていきます。
イメージはアンチョビやイカの塩辛のような旨味を想像すると
いいですよ。
実際に醤油にアンチョビやイカの塩辛を少し混ぜてみても
近い風味を体験できます。
エスニック料理の代表格「トムヤムクン」にもナンプラーが
使われていることが多いですよ。
ナンプラーの代用は?
ナンプラーを買っても、あまり使わないかもしれない、という方は、
しょう油で代用できますよ。
とはいえ、独特のコクと深みのある味を出すには物足りないんですね。
そこで、しょう油に、アンチョビや塩辛を加えてみて下さいね。
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